日本映画の名優・志村喬さんの生家も「甲社宅」のうちの1棟でした。
志村さんは明治38年に生野で誕生。彼の父親は、冶金技師として明治時代から大正時代に生野鉱山に勤務していました。自叙伝には「精錬関係の責任者のような仕事をしていたので、生活もわりと裕福で、女中さんも雇っていた」という記載が残っています。
少年期を生野で過ごし、山神社の境内や市川などで遊んだとか。
 昭和48年、生野に帰郷した志村さんは生家を訪ね、柱の傷を懐かしそうに見ておられたそうです。その後、生家だった棟は取り壊されましたが、当時、庭にあった松の木は今もこの地に残っています。
 記念館の甲7号棟は彼が幼少期を過ごした大正期の造作に復原され、やんちゃな志村少年が暮らした往時の雰囲気を感じることができます。
館内には志村さんの生い立ちや代表作、遺品などを展示しています。

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志村喬生誕地の「松の木」

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