与布土へのアクセス

  • 公共交通の場合
  • 京都・大阪方面から JRで福知山経由、豊岡方面行き電車で、梁瀬駅または和田山駅下車
    神戸・姫路方面から JRで姫路から播但線利用。竹田駅下車(一部特急停車)

  • 車の場合
  • 京都・大阪方面から 中国道経由>舞鶴若狭自動車道>北近畿自動車道 山東IC利用
    姫路方面から    播但連絡道>和田山IC利用



地域概要

自然と産業

山々に囲まれ、緑あふれる与布土地域は、のどかな田園風景の広がる農業集落です。当地域には、与布土川・三保川・迫間川の3つの清流があり、夏にはホタルが乱舞する水のきれいな地域です。なかでも、与布土川上流の奥山付近には、オオサンショウウオやヤマメなどの希少な淡水魚が棲んでいます。

史跡・散策

与布土地域の史跡や見どころを一枚のマップにしています。
与布土の史跡・散策マップ

与布土内の集落名の由来

     

与布土地域は、10集落で構成されています。その集落規模は、一番小さな集落で約20世帯、大きな集落では約100世帯です。その10集落の地名とその由来は、次の通りです。

柊木(ひいらぎ)
     

この地域はもともと「須賀」と呼ばれていました。その由来は古く、出雲神話の須佐之男命と稲田姫の伝承にさかのぼり、古来「須賀の里」と呼ばれていた集落には柊木が多く生息する「柊木山」があり、時が経つにつれて地名が「柊木」に変称されたのだろうと考えられています。

溝黒(みぞくろ)
     

一説によれば、「溝黒」は本来「溝畔」ではなかったかと言われています。「溝」は田畑の耕作に重要な水利施設の一つであり、「畔」は田地を意味する字です。そして「黒」は肥沃土すなわち「黒土」を意味することから、農耕集落としての願望を表した漢字の転化ではないかと考えられています。

山歳(やまさい)
     

確かな資料は残っていませんが、「山歳」という地名は本来「山際」であり、いわゆる山の際に形成された村落という意味を持っているのではないかという説があります。

喜多垣(きたがき)
     

喜多垣は、その昔、集落名を「押(忍)坂村」と言ったようです。この名は、喜多垣に奉祭されている、但馬四ノ宮として由緒正しい押坂神社から取られていたことは明白です。押坂村から喜多垣へ名を変えた理由は不明ですが、全国にたくさんある「喜多垣」という地名同様、「幸多く栄えるように」と祈願されてつけられた地名であると考えられています。

迫間(はさま)
     

この地を「廻間」という名で記した文献もあるのですが、どちらにしろ「山や谷の迫った狭い土地」という意味であり、地域の自然環境を端的に表した地名です。

与布土(よふど)
     

この地名は古く、延長三年に作られた「但馬世継記」に「與等連」の住んでいる「與布土ノ里」として記述が残っています。つまり千年以上昔から現在の地名と文字が全く違っていないのです。この地の連である與等氏の姓を村名にしたのか、地名があって連の姓ができたのかは定かではありませんが、「與等」から「與布土」「与布土」へと変わったのは確かのようです。

森(もり)
     

この地域は、延長三年の「但馬世継記」に「森畑ノ里」として記されています。それによると、養蚕・紡織を生業とした秦部という部族によって治められていた地域だったようです。それが時代とともに秦(畑)部として性格が薄れ、「森」のみが残ったと考えられています。

三保(みほ)
     

この地域には、神話に基づく伝承が残っています。粟鹿・当勝・住吉の三神が但馬国を拓こうと粟鹿山頂にいた時、三保地域の辺りから粟の穂を三本角にかけた白鹿が現われ、神々の危機を救ったとのことです。これによって、但馬国開発の大業が成し遂げられ、白鹿の上ってきた地域一帯を「三穂」と名付け、後に「三保」となったそうです。

越田(おった)
     

文献に残る「巨勢威田ノ里」が、現在の「越田」の地名となったのではないかと考えられています。「巨勢」とは、日陰や山陰を表す言葉で、そこから考えると、「越田」とは山陰の山裾に田を耕し、生活の場を形成した農村という意味となります。

柿坪(かきつぼ)
     

この地名は、最初「垣坪」であったと考えられています。延暦十一年から、国内の治安警備などのために、組織的な軍事施設が各地に置かれました。交通の要所であり但丹の国境でもあるこの地に、但馬の軍団が存在した可能性が高いと思われます。「垣坪」の「垣」は囲いであり、外敵に対する守りを表し、「坪」は場所を表します。この地名は、もともと軍坊垣内に形成された集落という意味だったと考えられています。

  • 朝来市役所のページ

与布土地域自治協議会・よふど百笑村

〒669-5132
兵庫県朝来市山東町溝黒366-1
TEL&FAX 079-676-3030

百笑茶屋 喜古里

〒669-5133
兵庫県朝来市山東町喜多垣294
TEL&FAX 079-676-2790
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