life

*    山村にて自給自足する絵描き百姓の暮らし


私は身を守るために、家を作る
食べるために食べ物を作る
それを調理したり、風呂に入ったり、暖をとるために、薪を作り焚く

都市にはない、生き物としての人間本来の姿
自然循環の中に身を置くことの、厳しさ、力強さ、快感
人間以外の生き物の気配…獣、植物、土、水、目には見えない精霊のようなものたちの気配
聞こえてくる唄
現代人が失った第六が目覚める

最小限にして最大限の生活

そこから生まれる作品

稲刈り前の田んぼ

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廃材にて手作りの我が家

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 2002年に美大を卒業し、納得のいく生活の中から作品を生み出していきたい、と思い、兵庫県朝来市和田山町の朝日という山村にて自給自足する一家、あ〜す農場へ百姓研修に来た。直感の通り、この山で百姓をする中でこそ自分の絵を描いていけるだろう、と感じ、ご縁もあり、あ〜す農場の次男、げんとこの村に廃材で家を作り、結婚。百姓の暮らしが始まった。
 田んぼに畑、天然酵母で薪のパン焼き、養蜂、味噌作り、草木染め、料理・お風呂・ストーブの燃料は薪という生活。お塩、電気、車の維持以外はほとんど山からの恵みで事足りる。作品のインスピレーションも百姓仕事をしつつ、山から頂いている。すべてが自然に循環する生活。
 日々、山から伝わってくる唄。そして教えられる感覚。戻ってくる感覚。自然なことを自然と感じ、不自然なことを受け入れず、自然なことをやりとおす強さ。依存せず、できる限り、自分たちで作り上げる生活。食、燃料に、医療、教育さえも。大抵のけが、病は野草や断食で乗り越え、3人目の子は家族だけで自宅出産。学校には頼りすぎず、ホームスクーリングをしつつ、生活の中の学びで育てる。

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