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黒川は兵庫県朝来市生野町の黒川区に発し、姫路市飾磨区で播磨灘に注ぐ市川(いちかわ)の源流域である。 黒川の名の由来は、「但馬図譜」に『黒川の川底は生野まで三里(約12km)の間一枚の滑石(なめりいし)なりとは子女の噺(はなし)にもす よくよく続きたる石の川底なり』とあり、俗謡にも『黒川三里石一つ』とある。岩石の黒い川という意味である。また、「郷名考」には『黒川は陸奥の白川、下野(しもつけ)の黒川の例によれば其水色の黒きか其地質による』と記されている。(生野史校補代官編) 市川は都道府県知事が指定する二級水系の本流で、延長73km、流域面積は496平方km。 市川の名は、昔播磨は飾磨の市の傍を流れる川を「市の川」と呼んでいた俗称が正式名称になったものといわれる。
(文責 K.kitami)
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